娘の進路 好きなことを集めて、その要素が詰まった仕事を探す。何になりたいかではなくて、何をしたいか。
高校2年生の娘と進路の話をした。
そろそろ、どんな人生を送りたいか
考えるとき。
僕はどの大学?学部?専門?就職?
とかは聞かない。
ほっといてもやっちゃうこと
やっていると時間を忘れちゃうこと
やってみると人より上手いこと
やっていると疑問が湧いてくること
楽しくて人に伝えたくなっちゃうこと
をいろんな角度から質問して
そのエッセンスが入っている
仕事ってなんだろう?
その仕事に就くために学ばないといけないこと
はなんだろう?
って2人で考える。
そして、この仕事についた自分を感じてみる。
そんなとき、なんかわからないけど、
言葉にはならないけど、
涙が出てくるときがある。
その人がその人のほんとうに触れた瞬間。
僕はこの瞬間がたまらなく好きだ。
娘にもその瞬間が訪れた。
でも、僕は何も言わない。
それは言葉にするよりも、
起きている瞬間を身体全体で味わう時間。
邪魔をしないように、
そっと視線を外す。
まだ、言葉にはなってないけど、
ほんとうに自分がしたいことが
感じられたので、進路の話はそれで終わり。
この後、ゆっくりと娘の中で
身体に感じたことが
何かとつながって、言葉になってくる。
その、大事なプロセスを
僕が言葉にすることで奪わないように。
その後、移動で1時間ほどドライブ。
話の話題は恋バナ。
娘が人にどんなことを感じて
どんなことを大切に想って
どんな自分でいたいのかを
たくさん話した。
今、赤ちゃんが言葉を覚えるように
高校生になって、広がった世界を繊細な感覚で
どんどん吸収している時期。
勉強に縛られず、
自由に興味のあることをするのを
サポートする親でありたいと思う。
感じたことを自分の言葉で
話す娘との時間は
とんでもなく、幸せな時間だった。