人が変わるって、バランスの再構築 光と影の統合 なかったことにしていた自分を取り戻すこと それを表現して、行動すること
セラピストの仕事をしていて、
クライアントさんが変わっていく姿を見てきた。
変わるという事は
どういうことなんだろう。
僕の中ではなかったことに
していた自分を取り戻す
ということをすることで、
クライアントさんの表現の
再構築のように感じる。
『あの人って何々だよね』
という言葉を聞くことがあるけど、
僕はその言葉が大嫌いだ。
なぜならば、
『あの人って何々だよね』って
言っている人が見た、ある一面にすぎない。
そのたった1面をもって
『あの人って何々だよね』
と断定することが、
僕はとても愚かなことに感じる。
人はとても多面的だ。
一瞬一瞬発せられているものを変化させる。
その自分でも意識していない発しているもの、
あるいは意識しているんだけれども、
出さないようにしているもの。
それら全て自分だと自分が認め、
それら全てを表現したときに、
他人から見ると、
その人は変わったと表現されるのだと思う。
変わったのではない。
もともとあったものを表現し始めたのだ。
このもともとあったものを
表現し始めるにあたって、
その人がどれほど自分を見つめたのか
それを感じるのが僕は好きだ。
中学生デビューとか高校生デビューとか
人が変化するときに
そのような表現をするけれど、
これはもともとあったものをその人が
表現し始めた瞬間に使われる言葉だと思う。
そういう意味では、
僕らはいつでもデビューできるのである。
今回、僕の講座を受けた
コースのメンバーが終了していく。
みんなの新たなデビューの1つだろう。
コースの学びを通じて、
なかったことにしていた自分に気づき、
あるいは気づいていたけれども、
表現していなかったことを表現し、
自分の本当に大切にしていたものに気づき、
それを実現するためにプランしていく。
このプランしたものを行動に移したとき、
あるいは、そのプランを人に表現し始めた時
新たな人のデビューが始まる