セッション記録 小倉ヒロさんと上谷みれいちゃんの湯河原ワークショップに参加して 自分の原点に触れる
2日目に小倉ヒロさんにセッションしてもらった。
子供の頃、夜の空を見上げて飛行機を見ているシーンが思い出された。
でも、ワーク中はなんか違和感があって、
その違和感がなんであるか?
わからなかった。
そのワークの後から、体調が悪くなった。
気分も落ち込んで、人とはなしたくない感じ。
からだにはなんとなく嫌な感じがあって、
ひたすら眠い
部屋に引きこもった。
ワークショップから帰ってきてから、
空を見上げているシーンの前に起きた
出来事が、フラッシュバックしてきた。
言葉にはできない嫌なこと。
悔しいこと。
情けないこと。
自分ではどうしようもないこと。
最初はぼんやりした感覚だけ。
次第に、鮮明に、
そのシーンが思い出される。
感じていると涙がとまらない。
そう、僕は夜の空を見上げて飛行機を
見ていたんじゃない。
涙がこぼれないように上を向いていたんだ。
そこに夜空を飛んでる飛行機の灯が見えていた。
家の中で泣くと怒られるから
真っ暗な夜に
家を抜け出して
涙が滲んで、飛行機の灯が
星のようにキラキラしていたのを思い出した。
辛かったこと、悲しかったこと
情けなかったことなどの感情を
凍りつかせて
嫌なことを無かったことにする
僕のルーティンだったんだ。
僕の父は手や足が出る人だった。
男は泣くな!
って泣き止むまで大声で怒鳴られた。
巨人が負けていると
ちゃぶ台がひっくり返った。
晩御飯は無くなる。
巨人も野球もテレビも大嫌い
母も話を聴いてくれる人ではなかった。
誰にも言えない、あれやこれや。
親が聴いてくれたらどんなに救われたろう。
言えば怒られるから、
ぜーんぶ、無かったことにして
その事実と、
その時に感じた感情を凍りつかせた。
幼い頃からのそのようなクセが
大人になっても
人には何も言わず
相談できない人になっちゃった。
感じたことを、凍りつかせるたびに
自分ではない、何かになっていった。
しまいには、、失感情症になって
自分の気持ちも、人の気持ちもわからない。
その原点にこのワークで触れたんだ。
それが、溶け出して
今、いろいろ感じて、痛い
このクセが、自分の人生において、
どんなに機会損失を起こしたんだろう?
人に話すこと
人の話を聴くこと
人と繋がること
が上手くできなかった。
自分の立ち居振る舞いが、どんな誤解を生んだんだろう?
小学校1年生の時の担任の元吉先生に
「思いやりのない子」
という烙印をもらった。
思いやりがないのではなくて
その頃すでに、自分の気持ちも
人の気持ちもわからない人間になっていた。
空気を読んだり、人と同じことができなくて
学校生活は苦痛でしかなかった。
自分の気持ちをちゃんと感じないように、
ずっと自分の中に引きこもっていた。
最近、自分は愛着障害なんだと知った。
そして、愛着障害を無くそうとしていた。
めちゃくちゃひどく愛着障害があることを
受け入れる
それを
いいんだよ~
にする
生育歴も、過去にしたことも、起きたことも
変えられない
それを人がどう感じるかも
僕には変えられない。
変えられるのは今だし、
これからの生き方
僕のセッションは
話をしたり、一緒にいることで
「とても癒される」
と言われることが多い。
とてつもない闇がある僕だから
触れる人の、話す人の、
痛みや傷を僕の闇が
吸い取って癒される
ということが起きていると信じたい。
心から、その人に起きてることを
いいんだよって思えるから。