何のために働くか。家族を幸せにしようと思って、頑張って仕事に夢中になっているうちに、目的がわからなくなった。自分を大切に扱うことが人との関係を大切に扱うことになる
ビジネスをしている人に
よく相談される内容です。
当初は、小さな会社からスタートして、
経済的に苦しく、家族に辛い思いをさせたと
思っている。
だからこそ、会社を大きくして、
少しでも多くの収入を得て、
家族を幸せにしたいと
心から願って、身も心もボロボロになるくらい
働きまくる。
当初の思いは、家族のためにであったはずが、いつの間にか会社を大きくする、
利益を最大化することが目的になってしまい、何のために働いているのかがわからなくなってしまうことがある。
僕はこういう話を聞くと、
とても切ない思いになります。
きっと、私の両親もそうだったんだろう
と思います。
家族を幸せにするために、
会社を大きくする、
利益をたくさん生み出すということに
一生懸命になっているうちに、
家族と過ごす時間がなくなり、
家族は働く人との交流がなくなる。
家族との交流がどうしようもなくなるくらいに気持ちが離れた時に、
初めて何かおかしいと気づく。
これは会社が大きくなるときに、
家族間、夫婦の間にも
よく起きている症状です。
ここで私が伝えたいのは、
定期的に何のために仕事をするのか、
何を目的に働くのか。
これを感じる時間を定期的にとって、
自分を見直すことが
目的を忘れないために
必要な過程プロセスだと思います。
目的を目指すあまり、
いつの間にか、それが目標になり、
目標達成を繰り返してるうちに
目的がわからなくなってしまう。
そんな悲しいことが起きないように、
定期的にパートナーや
家族と食事に行ったり、旅行に行ったり。
人生を楽しむ時間を意識的に作る。
考えてばかりいるのではなく、
幸せを感じる時間を意識的に作る。
このちょっとした意識の持ち方が
人生を大きく変えるように感じています。
人にもよりますが、幸せは1人で感じることはあまりありません。
その幸せを共有できる人を大切に、
そして何よりも
自分を1番に大切にすること。
自分を粗末に扱う人が
人を大切にするとは考えにくい。
自分を大切に扱うことが、
結果的に人との関係を大切に扱うということになるのです。