自分の創り出したい世界がひとつ実現した日 1人で頑張るのではなく、みんなに助けてもらう体験をする
初めて主催のワークショップを開催した。
ここに来るまで2年の時間がかかった。
2年前に初めてももちゃんにワークショップを主催するなら講師をやるよ。
って言ってもらった。
しかし、僕は主催するにあたって、
人を集める自信がなかった。
その時の僕は、
すべてを自分でやらなければならない
と考えていた。
せっかくももちゃんがやってもいいよ
と言っているにもかかわらず、
なかなか実現できない自分を
何度も責めていた。
今回主催が実現するにあたって、
最大の助けとなったのが、
僕のセラピスト、ビジネスコースに
参加してくれた第一期のメンバーだ。
講座の紹介、会場設営から、
機器の設定、写真撮影、
初めて会場に来る参加者のお出迎えまで
全てのことを僕が指示を出すのではなく、
みんなが自分が必要だと感じたことを
それぞれが考えて行動してくれた。
みんなに
『ありがとう』
と伝えると、
『いやいや大した事してないよ』
って言ってくれる。
僕が自分1人でやらなくていいってこと自体、
僕にとってとても助かっていること。
手伝ってくれる仲間を
信じられたから、安心して自分の
やるべきことに集中できた。
講座に限らず、いろんなことは
スタートする前にアウトラインが
出来上がっているような気がする。
これだけ多くの人が関わってくれた
講座が良い講座にならないはずがない。
参加している人も、
いつものゲシュタルトの講座とは違い、
初めてゲシュタルトに触れる人が多数いた。
参加した人それぞれがそれぞれに
自分の課題を感じながら、
1日を有意義に過ごしてくれたように思う。
そして口々に参加して良かったという
感想を僕に伝えてくれた。
働く人がセラピーに興味を持ってくれて、
その感じたことを会社の中で
生かそうと考えてくれる。
正しいか正しくないか？
批評的だったり、批判的だったり、
そんな態度で人に接するのではなくて、
目の前の人に関心を持って接する。
そうしたときにかける言葉すら
変わってくるように思う。
それにはまず会社の核となる人が
セラピーを体験する機会を設けること。
体験した人が、
自分の体験をもとに人と接する。
そうすると社会はもっと
優しくのではないかと僕は期待する。
これこそが僕の創り出したかった
世界の1つだと感動した。
経済的価値観ばかりを追いかける社会
ではなくって、人間関係や社会関係を
もっと大切に豊かにする社会を
創っていきたい。
それは自分が経営者として、
しゃかりきになって働いている時には
全く気づきもしなかった。
しかし、あの苦しい中にいるとき、
本当に欲しかったものなんだと思う。
その本当に欲しかったものを
自らの手で創り出しだそうと企画して、
その企画を応援してくれる仲間がいて、
それに参加してくれる人がいる。
またその思いを応援してくれる師匠もいる。
かつての僕は周りは敵ばかりだと
思って生きていた。
今回のももちゃんのセミナーを主催する
という事は僕にとって、
人生の大きな転換期を迎えていることを
意味する。
自分1人の力ではなくって、
仲間に助けを求め、
その仲間を応援してくれる人が集まり、
それぞれが自分の生きている居場所を
良くしようとする。
そんな社会を僕は創り出したい。