ゲシュタルトアドバンスコース11ヶ月目 コンタクトバウンダリーを学んで。
ゲシュタルトセラピーでは、
人と心と行動の不自由さを接触境界
(コンタクトバウンダリー)の機能不全
であると考える。
接触境界とは、「私と」「私以外のもの」
を隔てる境界のことである。
接触境界の機能がゆがんていると、
外の世界と内側の世界が自由で
創造的な交流が持てなくなる。
(本日の資料より抜粋)
その中の一つ、鵜呑み
親や先生、地域の人などから、
教えられたことを、よく理解しないで
そのまま、自分の価値観へ採用したもの。
特に、幼い頃は、これを鵜呑みにしないと
親の愛情をもらえないため、
子供は鵜呑みする。
男は強くあれ
男は泣くな!
女はお淑やかに
などなど
これをすると褒めてもらえて、
これをしないと怒られたようなもの。
そして、いつしか、そのまんま自分の
価値観として採用して、
自分でもあたりまえのように思って
しまっていること。
これが、本来は自分の価値観とは違うために
大人になると、不具合として現れる。
人の倍、働け
働かざるもの食うべからず
人が寝ている間に働くのが偉い
これは幼い頃から父に言われ続けた言葉
おそらく、父も誰かに言われて、
自分もこれを守り続けたのだと思う。
結果、父は64歳の若さで癌になって
亡くなった。
僕も、これを守り続け、毎年救急病院に
運び込まれ、一番ひどい時は
過労で意識不明になって、救急車で
運ばれた。
いづれも身体的に不具合が発生する鵜呑み
こんな生き方は苦しいし、身体的だけでなく、
精神的にも限界に達した時に、
心理学を学び始めた。
こんな限界に達する前に、
鵜呑みした価値観が、自分にあって
いないことに気付けるのが一番いいけど、
多くの場合、身体的または、精神的不具合が
起きることによって、生き方を見直す
チャンスが与えられる。
僕は運良く、この価値観はもういらないもの
自分の生き方にあっていないもの
として、手放すことができた。
ここ数年、風邪すらひかないくらい
健康を取り戻した。
あっていない、他人の価値観を
鵜呑みし続けたならば、
僕もやはり、病気という不具合が
発生するまで、気がつかないでいたんだ
と思う。
海外ではセラピーは保険適用になっている
国もある。
日本はまだまだ、
セラピーに対する認知度が低い。
個人的にはセラピーを受けることによって
病気が減り、税金の節約になると
思うんだけどなぁ。