個人の心の構造から、環境から個人を守るためにできたパターン 環境の研究へ
今までは自分自身が生きづらいという
感覚から、心の構造について
学び研究してきた。
それは自分自身に何が起きいて、
また、何がそうさせているのかを
理解したいと思っていたからだ。
そして今は、自分自身でいることを
追求していく時に、
環境に対応するために
身につけたものが、生きづらさを
助長しているという感覚が
自分の中に生まれてきている。
なぜならば、個人の心の中で起きている事は、ほとんどがその環境を生き抜くために
作り出したストレスに対処するための
行動だからだ。
人は環境にとても左右されて生きている。
そして、この環境を研究することこそが
生きづらさの原因となっているものを
突き止め、
また、自分らしく生きるための糧に
なるのではないかと考えている。
環境というと、とても大雑把な感じがするが、家庭、コミュニティー、住んでいる地域
それらが作り出す『場』
そこでは、どのようなことがいわゆる
普通として扱われていたのか。
そして、その普通とその普通に合わすことが
できない自分自身をどのように
ストレスに対処するための行動をして
そこに適合するように生きてきたのか。
これが見えてくると、
なぜ、そのような行動をしてしまうのかの
大元を突き止められると考えている。
そもそも、その環境に適合するために
ストレスに対処するための行動だったが、
環境が変わると、
(自分が新たな家庭を築く、
違うコミュニティーに所属する
または違う地域に住む)ということが起きると、
今まで適合していたはずの
ストレスに対処するための行動が
違う環境では不適切だということがあり得る。
そしてまた、家族、コミュニティ、地域に
適合するために新たな
ストレスに対処するための行動を作り出す。
今、学校では新学期シーズンになるが、
これは学校に通っている時から
行われていることのように思われる。
クラスが変わる、担任の先生が変わる、
小学校から中学校へ、中学校から高校へ、
環境の変化に合わせて生き残るために
ストレスに対処するための行動を変え続けている。
そもそもこのストレスに対処するための
行動を持って生き続けるているという
状態こそが、生きづらいという
現象を生み出している。
自分自身のままでいられる場所を見つける。
自分自身のままで生きられる、
家族、コミュニティー、地域に所属する。
そして人は古来、動物としては
弱い生物だったので、所属するという
根本的な欲求を持っている。
集団に所属しないと生き延びることが
できないからだ。
所属が満たされないと孤独を感じる。
孤独を避けるために、
所属するために、
本来の自分を切り離すという行動をする。
役割や受け入れてもらえる人を演じる。
自分を自分から切り離すということを
しないで、自分に繋がったまま所属する
というのが、
今後の僕のテーマであると感じている。