現実についての反応か？解釈した世界についての反応か？心理を学ぶメリットは新たな視点を得ること
私たちは自分が見ている世界
感じている世界を、周りの人も
同じように見たり、感じたりしている。
と、勘違いしている。
そう、周りの人も自分と同じように見たり、感じたり
していることは勘違いなのです。
この視点がなくて、
みんな同じものを見てる、感じている
と、思っているから、
『なんでわからないの⁉︎』
『なんでそんなことするの⁉︎』
ってことが人に対して起きたり、
自分が非難されたりってことが
起きるんだよね。
人はそれぞれの価値観をもとに、
同じ事実を、それぞれが自由に見てる。
だから、真実は人の数だけある。
そんなことが、起きる要素の一つに
現実についての反応か？
解釈した世界についての反応か？
がある。
例として、落ちている紐
ある人は
『ヘビだ！』と大声を出す。
しかし、近寄ってみると
『なんだ、紐か』
ってなる。
『ヘビだ！』って反応は
脳が過去の経験をもとに、
細くて長いものはヘビで危険
という防衛のために働いた反応
『なんだ、紐か』
は、現実を目で確認した反応
これが、人との間にも起きている。
Aさんが、
『～しといた方がいいよ』
ってBさんに親切心から言う。
しかしBさんは
『うるさい！俺に指図するな！！』
って、突然、怒る。
こんな経験ないですか？
僕は父に対してよく、ありました。
もう、びっくりです。
何が起きているか？
わからなくて
頭はパニックになります。
親切心で言ったのに、なんで怒られるの？
ってね。
何が起こっていたのか？
父は怒っている瞬間、
僕が言ったことに対する現実への反応
ではなくて、
脳が過去の経験と、
今、言われた言葉を結びつけて解釈して、
過去に、ああしろ、こうしろ、と
自分に指図していた、兄の言葉と
それに対して逆らえなかった、
悔しい思いが思い出されて
『～しといた方がいい』
という言葉に
『うるさい！俺に指図するな！！』
という脳の解釈に対する反応を起こして
怒っていたのです。
これはほんの一例ですが、
防衛反応が過剰に、攻撃的に
反応した例です。
心理を学ぶことによって、
人に対する捉え方が変わるように思います。
父に対して、そんなに怒鳴らなくても
って思いは、もちろんありますが、
反面、たくさん傷ついてきた人なんだなぁ
っていう気持ちも湧いてきます。
何がきっかけで怒られるか？
わからないので、
結局、極力話さないようになりました。
たくさん傷ついてきた人が
より寂しさを味わうことに
なってしまうのです。
なんか、コミュニケーションが
上手くいかないって悩んでいる人が、
安心して、人に話せる
子供が困ったときに、親に相談できる。
身近な人に、ほんとうのことを話せる。
そんな優しい世界ができたらいいなぁって
思って、講座を開催しています。