ワーク記録 ホームページをアップできない。表現できない。の大元には『私をもっと見て』という想いがあった。根っこにいたのはお母さんだった。

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ワーク記録 ホームページをアップできない。表現できない。の大元には『私をもっと見て』という想い。根っこにいたのはお母さんだった。

働く人のゲシュタルト

実例編

これは僕があるクライアントさんを

ワークしたときに、実際にあったお話です。

クライアントさんに許可をいただいて

個人が特定されないように

書いています。

相談は、

新しく作ったホームページを

アップできない。

というところから

スタートしました。

話を聞いていくと、ホームページとは別に

Facebookに自分が投稿したときに、

いいねやコメントがつかないと

がっかりするというようなことも出てきました。

ワークを進めていく中で、

クライアントさんの様子を感じながら、

実際には言っていないけど、

こんな言葉が言いたかったのではないだろうか

と思う言葉が湧いてきたので、

クライアントさんに、

『試しに言ってもらっていいかな』

と提案。

『いいねが欲しい』

『コメントして欲しい』

『注目して欲しい』

『私をもっと見て欲しい』

この『私をもっと見て欲しい』

を言った時、

『あー!』

って言って、クライアントさんが

泣き出しました。

『これ、お母さんだわ

お母さんに言いたかった!』

と何かを思い出したように言ったのです。

何か表現したいことがあるときに、

いつも抑えてしまう。

本当はこうして欲しい。

こうなったらいいな

っていう、ニーズを飲み込んでしまう。

この身体の感覚って、

いつもお母さんに感じていたもの。

ってクライアントさんは感じたみたい。

今回、相談の

大人になって、仕事上やろうとした事が、

うまくできない

の根っこに、お母さんがいた。

表面的なホームページをアップできないとか、

Facebookにいいねとか、

コメントがつかないと嫌な気持ちになる

というのを、

いくらクライアントさんから

聴いても根本的な解決にはなりません。

なぜならば、その大元には

自分のことを表現すると、

ブレーキをかけるという仕組みが

子供の頃から構築されているからです。

自動的に反応してしまう。

お母さんに喜んでもらえないかもしれない。

お母さんが怒るかもしれない。

お母さんに迷惑をかけるかもしれない。

お母さんを困らすかもしれない。

子供ながらにこんなにたくさん

お母さんのことを想って

自分を表現することを止めていたのです。

それぐらい、子供はお母さんに

愛されたいのです。

だから、『愛されないであろうこと』は

表現しない。

この『愛されないであろうこと』

とは、

実は、したいこと、表現したいことなどの

自分のニーズです。

自分のニーズを言おうとすると

自分を表現しない

という

ブレーキを自動的にかける。

だから、ホームページをアップ

Facebookを投稿など

しようとすると

自動的にブレーキがかかるので

本人は

なぜだか、できない。

と苦しくなる

ということが起きる。

本人の奥底にあるものが、ブレーキを

かけるので、表面的には

~しなきゃ

~するべき

と交感神経を高めて、

なんとかしようとするけど

ブレーキがかかっているものに対して

無理やりアクセルを

踏んで行動しようとするので、

なんだか、苦しい。

このような、仕組みに気づくことが

ワークの1番、大切なこと。

と、僕は思っています。

ゲシュタルトはこれを

『気づき』

と言っています。

この『気づき』が生まれることで、

自分が何かしようとするときに、

障害となるもの、

不具合を生んでいるもの、

それを今より良くするために、

取り組むものが見えてくるのです。

今回のケースで言うと、

自分を表現するということに

ブレーキをかけていた

お母さんとの関わりを見ていくことで、

自分を表現できるようになっていきます。

それは本当にお母さんに言う

のではなくて、

誰でもいいので、

通常は、ワーク中なので、

ファシリテーターをお母さんだと思って

言ってみる。

そうすることで、未完了だった感情が

完了して流れていきます。

また、自分が本当のニーズを言った時に、

自分が想像しているように

相手が

喜んでもらえなかったり、

怒ったり、迷惑だったり、困ったり

していないことを

現実世界で確認することで

自分の感じ方が変わってきます。

『あー、言ってもいいのね』

って、自分に許可が降ります。

表面的なやり方では、

どんなに上手にやっても

これは解消されません。

プロのファシリテーターに

ワークしてもらい、

この『気づき』を生み出す

ということに時間とお金をかける

意味があるのです。

なぜなら、友人や知人に

相談をしても、プロのように

『気づき』を生み出すワークを知りません。

偶然『気づき』は生まれることが

稀だからです。

『気づき』が生まれる体験を

1人でも多くの人に体験してもらいたいと

僕は思っています。

そうすることで、何年も悩み続けていたことが

驚くほど、短期間に解消していく

という体験を

僕自身が何度もしているからです。

そして、その体験が、

人生の選択肢を増やしてくれるからです。

ブログのタイトル

『ビジネスシーンにセラピーを』

これには

こんな想いが詰まっています。

『気づき』が生まれる体験を、

体感できる機会を

少しでも多く出来るように

いろんな企画をしていきたい

と思っています。

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