責めたな!やり返してやる!って見えている世界はほんとうだったのか。シールドとマシンガン 解決するには、現実にコンタクト 相手に聴くこと
人から何か言われると
責められたような気持ちがする。
そんなことはないでしょうか。
かつて僕は、みんなが自分を責める
って感じていました。
古くからの友人とご飯を食べていて
思い出した12年前。
誰も彼にもくってかかっていた。
なぜか、いつも、そうなっちゃう。
その12年前を振り返る機会があった。
今、事実を確認して振り返ると
周りの人は親切心で、僕のことを思って
アドバイスや助言をくれていた。
しかし、当時の僕は、周りの人が
自分を批判する、否定すると感じていた。
だから、アドバイスしてくれている
人に対して、
不貞腐れた態度だったり、攻撃的な言葉を
投げつけている。
相手の人は親切心で言っているのに、
僕が受け取らないと感じるから、
言葉がだんだん強くなる。
それも僕が突っぱねる。
ますますヒートアップする。
すると僕は、
『ほらね!やっぱり責めているじゃん!
お前がそのつもりなら、俺もやり返してやる!倍返しだ!』
と、相手を容赦なく攻撃する。
そんな僕と揉めている間に入って
『まぁまぁまぁ』っていつも
なだめてくれた友人。
振り返ると僕は、
とんでもなくひどい奴だった。
なんで、いつもこうなっちゃうのかが
わからないから、どうしようもない。
今は、ほとんどそのようなことが
起きなくなった。
ほとんどってのがミソだよね。
長年、身につけた防衛方法だから、
時として、いまだに発動することもある。
今は何が起きているか
わかるから、そこにずっといることは
なくなったけど。
相手が自分について話すと責められる
という世界観を持っているから、
『ここはこうした方がいいよ』
という、親切なアドバイスに対して、
自分を否定されたと受け取っている。
この受け取り方が拗れているよね。
ここが違っているから全てが噛み合わない。
否定されたと感じた瞬間に
防御シールドを張って
そのまんまの目の前の人が
見えなくなっている。
恐ろしい敵が目の前に現れたように
感じている。
自分の拗れたフィルター越しにものごとを
捉えている。
目の前の人は、いくら言っても響かないから
もっと言わなきゃってヒートアップ
すると、ますますシールドを厚くして
相手から発する全てを受け取らない。
そして、いつでも攻撃できるように、
マシンガンを構え出す。
目の前の人はいよいよ話が通じないので
語気が荒くなって、言葉が乱れる。
僕はその乱れを捉えて、正当防衛を掲げて
マシンガンをぶっ放す。
こんなコミュニケーション、苦しいよね。
自分の周りからどんどん人が
いなくなっちゃう。
これって、かつての僕だけじゃないよね。
セラピストとして話を聴くと、
ちょこちょこ起きていることだなぁって
感じる。
こんなときは、まずは、自分が
何を感じているか
自分が満たされていないから
我慢ばかりしているから
人の価値観を鵜呑みにしているから
自分につながっていないから
ものごとの捉え方が拗れている
自分を満たして
我慢しないで
自分の価値観で
自分につながって
いるときに、どのように感じるか
を思い出す。
思い出したら、人とうまくいかなかった
シーンに戻って、そのときを感じてみる。
ほんとうにその人は僕を責めていたのか
争う必要があったのか
1人で感じるのが難しいなら
セラピストのサポートを借りて。
振り返ってみると、
『なーんだ』
ってことがたくさんあるかもね。
多くの拗れたことには、
相手がこう思っているだろう
こう感じているだろう
こう言ってくるだろう
というファンタジーの中にいることにより
引き起こされる。
抜け出す方法は
現実にコンタクトする。
事実として、実際に起きたことは何か。
相手がいるなら、ただ、聴けばいい。
たったこれだけで、
かなり多くの拗れたことが解消する。
まぁ、これができないから苦労するのよね。
そんなときは、プロにサポートしてもらうのが
一番早い。
何年も解決できなかったことが、
ほんの1時間で解決する
なんてことは、よくあります。
軽やかに生きるサポートだよね。