沖縄で師匠の岡部明美さんのもとで学んだ友人と合宿をしたのが今年1月
その時は朝から晩までみんなでずーっと楽しく真剣にどんな仕事を自分はしていくのか？
向き合う時間だった。
その中で、お酒を飲みながら、僕が友人と話していると、
とても大切な部分なんだけど、何か違和感みたいなのがあって、
かしこまった感じじゃなくて、酒飲み話からセッションみたいになった。
時間にしてものの20分くらいだけど、
僕が感じた違和感はその人がほんとうはしたいけど、
すると今の仕事に差し障りがあると
考えているので無意識に止めている大切な想い
それに触れられて、2人で涙したのを思い出す。
それを周りで見ていた友人の1人が、
『今、やったのを教えて欲しい！』
って言い出した。
僕は
『セッションを教えてくれる場所を紹介するよ』
と言うと
『いや、よっちから教えて欲しい』
って言われて僕の頭の中は⁇⁇
でいっぱいになった。
僕はセッションが好きで、
楽しくてあちらこちらで学んできたけど、
人に教えることは考えたこともない。
あくまで自分がセッションする時に、
どうやったら楽な気持ちで、
自分のままでクライアントさんの前に座っていられるか？
をセミナーや本やビデオで探求してきた、
いわば自分用のあれやこれや。
なぜ、教えて欲しいのかを聞くと
セッションが苦しいことがあるとのこと
これは僕も以前から気になっていた。
なんでこんなに楽しいものを苦しいと感じてしまうのか？
分解して話すとセッションをして人と繋がるのは楽しい。
けど、上手くいかない時があって苦しくなる
だと思う。
それは以前の自分にもあった。
男性は上手くいくけど、女性が上手くできない。
経営者は上手くいくけど、フリーランスの人のセッションが上手くできない。
クライアントによって自分のセッションのクオリティーがにバラツキがある。
そして、上手くいかなかったセッションでお金をいただくのは心苦しい。
そんなことを経験しているからこそ、
学びを経験値としてだけではなくて、
どうしたら再現性を高くできるか？
という視点を持って学んできた。
だからこそ、僕はセッションが楽しいということを感じているし、言えている。
最初はセッションを教えて欲しいという依頼に
『いえいえ、私なんて～さんに比べると～』
って気持ちがむくむくってあったんだけど、
上手くいかない時期を経験して、
なおかつやめれない楽しさを追求してきた
自分にしか伝えられないこともあると考えるようになった。
とりあえず、何ができるかわからないけど、やってみよう
ってことで日程を決める。
ここの過程が自分には新しい。
今までは、お金をもらえる価値を感じるまで、
じっくりと商品を作って何度も検証してから初めてリリースだった。
今回は何をするのかすら決まってないのに日程が決まってる。
次の過程は苦しんだ。
どんな価値を提供できるかわからないけど、価格を決定しないと案内ができない。
いろんな人に相談に乗ってもらったけど、聞けば聞くほどわからなくなる。
最後の決め手は、今月からお世話になるブランディングコンサルをしている10年来の友人の一言
『いくら欲しいのかを決めれるのは青柳さんだけなんだよ。そして決めた値段に見合う価値を提供することを考えるんだよ』
このプロセスも今まで自分がしてきたことの逆
今までは価値を創り出してからこの価値ならいくらくらいで買ってもらえるだろうをしてきた。
そうではなくて、いくら欲しいから、その価値に見合う商品を創り出す。
そして生み出されたのが
セッションを上手くなる
セラピストのための講座
目的はセッションは楽しいものであるを体験してもらう。
クライアントさんの前に立った時に自分でいられる(上手くいかなかったらどうしよう？という不安を払拭する)
それにはセッションの中で何が起きているか？
自分が、クライアントさんが、今、どこにいるのか？
現在地がわかる指針を創り、どこに向かうといいのか？のコンパスを明確にする
セラピーを学んできて、これほどロジカルに話すのはチャレンジだと思う
セラピーを教える時はパターン化することを嫌うきらいがある。
僕が伝えるのはパターンではなくて構造
その瞬間、何が起きているのか？
を理解することで、次にすることが明確になる。
これを経験値だけで何年もかけて学ぶのはとても大変なこと。
確かに全てに当てはまらないかもしれないが、
今、上手くいってない人がセッションは楽しい
って感じられるために必要な自分の中の安心材料を提供できると思う。
その安心感ができてこそ、そこから経験を積んで、
その人オリジナルのセッションが生まれると思う。
まずはセラピスト自身が安心して楽しくセッションするベース作り
そして何より大切な最初の10分だけにフォーカスした講座
これが掴めると、それぞれが持ってる得意なメソッドに展開できる。
逆を言うと、この10分につかめないから上手くいかない
それを解消するための講座
その、第一回を2月13日に鎌倉で開催した。
結果的に僕にとって大成功だった。
人に伝えるということをすることで、
自分が無意識にしていることを意識化できて、
なおかつ、見える化できた。
自分のセッションのクオリティー向上と安定性もさらに増すものとなった。
そして、どんなことが行われるかわからない中、
参加してくれた人に経験をくれたことに感謝の気持ちでいっぱいになった。
参加者の皆さんが、講座が終わる頃にはセッションに対する不安が和らぎ、
最初の10分の可能性を感じてもらうことができて
伝えた僕も嬉しくなった。
改めて感じたのはセッションをするセラピストが
真剣に探求を楽しんでいるから
クライアントさんも安心して開示できるし、
自分の中に入っていくことができる。
セラピストの場を創り出す姿勢を支える講座になる！
という確かな手応えを感じてやりがいのある仕事に気づかせてもらったなぁって思うんだ。