日々の気づきをメルマガとして
お伝えしています。
ブログを読んでいいなと思ったら
メルマガも登録してみてくださいね。
登録はこちらから↓
https://17auto.biz/yochi3-com/registp/entryform1.htm
ゲシュタルトアドバンスコース最終講
2年間の学びで得たもの。
得たものをどうやって活かしていくか？
今日はゲシュタルトアドバンスコースの最終回
2年前にゲシュタルトの学びを始めて
自分のセッションに大きな変化が起きた。
ももちゃんは
傾聴しない、共感しない、見立てをしない
と何度も伝えてくれる。
クライアントが本当に問題としていることは
今、話しているストーリーの中ではなくて、
クライアントがなぜ？
そのようなストーリーに見えるのか？
そのストーリーはゲシュタルトでいう図
であり、それを浮かび上がらせている
地に関心を持って聴く。
だから、正確には、ストーリーを
傾聴するのではなくて、
ストーリーを浮かび上がらせている
地が何であるか？
関心を持って聴く。
共感も同じように、
クライアントが見えている世界を共感すると、
「私が言っていることは正しいでしょ！」
「あなたもそう感じるでしょ？」
って図を強化してしまう。
だから、クライアントはそのように感じているんだということに対して理解を示す。
共感ではなくて、
理解というスタンスが僕にはしっくりくる。
その瞬間に感じていることに注目する。
こちらの方が大切で、
それを感じると、からだはどんな感じか？
からだを感じていると、
どんなシーンが思い浮かんでくるか？
あるいは音が聞こえて来るか？
または、イメージが湧いて来るか？
クライアントの中で起きることに注目する。
そのクライアントに起きていることを
ジャッジしたり、分析したりしない。
ただただ、起きていることをクライアントに
伝える。
このことが、クライアントは
私を理解してくれている
という安心感を生み出す。
安心感を感じているからこそ、
自分の感じていること、起きて来ること
を存分に味わうことができる。
これが、本当のクライアントファーストで
いろんな心理の手技を見てきたけど、
僕が知っている中で、クライアントに
起きていることを見立てない手技は
ゲシュタルトを含め、
フォーカシングなど
わずかな手技しか存在しないように思う。
多くはパターン化したり、分類したり、
精神分析からの流れを汲んでいると思う。
ゲシュタルトは現象学を柱においているので
いま、この瞬間に起きていることに
注目する。
最後にこれが一番大切で、
一番難しいと感じるんだけど、
ファシリテーターは自分自身でいて、
役割を演じない。
クライアントに影響を与えるひとりの人として
クライアントの前に存在する。
いいファシリテーターの役を演じない。
わかったふりをしない。
自分の感じたことをクライアントにちゃんと伝える
これはファシリテーター自身が
クライアント体験をたくさん積んでいないと
自分自身であるつもりなのだけれども
無意識にセッション中に
投影や転移や逆転移を起こしてしまう。
だからこそ、ファシリテーターを志すものは
たくさんのクライアント体験を積む必要が
あるように感じる。
このような視点が、僕の中に生まれることに
よって、セッションの自由度が高くなり、
自在度も増した。
ゲシュタルトのコースは半日の講座と
1日半のワークから成り立っている。
一日に4〜6本ものワークを
ひとりのファシリテーターが行うのだが、
この反復でセッションを見ることが
大きな学びになっている。
もちろん、デモセッションのクライアントに
なることは大きな学びになる。
一つは自分自身がクリアになっていくこと。
もう一つは、クライアント経験を経て
こんなタイミングで
こんなことをしてもらうと
こんな言葉をかけてもらうと
自分の中でプロセスが進む
という体験を積むことによって
自身がファシリテーターをした時に
思い出して、使うことが可能になる。
ただし、見て覚えるということが主体なため、
もっと論理的に何が起きているのか？
を教えて欲しいというニーズに答えたのが
セッションが上手くなる
セラピストのための講座
である。
僕は車屋を通して、
職人技の盗み方を学んでいる。
まさに、見て覚えろの世界だから。
そして、経営者として、いかにサービスを
均一化、再現性の高いものにするかを
経験してきた。
セッションにおいても、同じように、
見て覚えたものを、どのように伝えたら
理解が深まるかを知っている。
最後に、自身がファシリテーターなので、
ファシリテーター目線で、どう伝えたら
理解が深まるかも知っている。
職人技✖︎経営者✖︎ファシリテーター
を組み合わせた講座なので
難しい言葉や専門用語を
極力使わないで、再現性の
高いセッションを伝えることが可能なのです。
僕が学んで得たものを活かす
得たものを伝えていくために、
学びをギュッと詰めた講座だと思う。