働く人のゲシュタルト 今よりも選択肢を増やす。選択が変わることで人生が変わる
『ビジネスシーンにセラピーを』
というテーマを持って
活動している青柳よっちです。
初めてセラピーを受ける人に、
「今、どのように感じてますか」
あるいは
「その瞬間、どんな感じがしましたか」
という質問を投げかけることがあります。
多くの場合、
「私は感じることが苦手なので」
とか、
「その時の状況をもう少し詳しく
説明させてください」
と言って、
感じていることを
言葉にすることに抵抗をしめす人
あるいは、
感じたことを答えることを避ける人が
結構な割合でいます。
これは何が起きているかというと、
幼い頃に
「自分の感じたことを
言うと○○される」
というイヤな経験をしたことで、
自分が今、感じていることを
素直に言えない
言わない方がいい
と自動的に選択しているケースが
多々あります。
では、これをどのように
変えていくかというと、
自分が感じていることを
感じたまま言ってみる。
という体験を新たにする必要があります。
そして、自分の感じたことを
感じたまま伝える
ということをしたときに、
自分の感覚を肯定される、
否定はされない、
感じたことを言っていい
という新たな体験します。
と、言っても、長年、言ってはいけない
と、自分で決めていたことを
いうことは、容易いことではありません。
だからこそ、プロのセラピストに
セラピーをしてもらうのです。
安全、安心な場で、
言ってみる
という体験をすることができます。
これを繰り返していくことで、
自分が感じたことを感じたまま
伝えていいんだ
という感覚を取り戻していきます。
われわれは、人間である前に動物なので、
何か起きたときには、
まず最初に身体が反応して感じています。
イヤなことが起きたのであれば
2度と味合わなくて済むように
イヤなことが起きた時と同じことをしない
という選択をします。
言葉はあくまで、身体で感じたことを伝える
手段でしかないのです。
そして、感じたことを感じたまま、
自分自身が受け取れる
ということを繰り返していくことで、
その人らしさが溢れてきます。
その人らしさが溢れてくると、
今まで、他人の価値観を採用して
決めていた物事が、
自分の価値観をもとに決めるので、
選択が変わってきます。
人生は選択の連続です。
この選択が変わることで、
人生が変わってくるのです。
このような体験ができるのが
セラピーだと僕は感じています。